こんにちは、AZUSAです。今回の記事では、トロントにある靴専門の博物館「The Bata Shoe Museum」の歴史や内容をご紹介します。世界最大の靴のコレクションを誇るこの博物館では、毎週日曜日は誰でも無料で入場することが可能。トロントを訪れる方は、とてもユニークな博物館なのでぜひ訪れてみてはいかがでしょうか!
Bata Shoe Museumとは
Bata Shoe Museumとは、トロントにある靴にフォーカスした博物館。世界でも最大級の靴専門の博物館で、所蔵品は靴そのものや、関連する品々を含め約15,000点に及びます。博物館では、古代エジプトのサンダル、中国の纏足から最新のスニーカーまで、靴にフォーカスして歴史や人々の価値観の変遷を見ることができます。
Bata Shoe Museumは毎週日曜日は入場料無料。その他の日は大人1名14ドルです。
チケットは事前にWebで購入するのをお勧めします。
それでは、博物館の内部を少しご紹介していきます。
展示内容のご紹介
All About Shoes
こちらの展示では、4,500年の靴の歴史を知ることができます。古代エジプトのサンダル、中国の纏足、テューダー朝時代の鉄靴、ロココ調の可愛らしい靴・・・こうして並べて見ることで、時代ごとの靴の変化や性別による違いなどがはっきりと分かりとても興味深かったです。纏足と、ロココ時代の小さな靴が、なんだかすごく似ているな、と思ったり(実際中国の纏足がヨーロッパの女性の靴に影響を与えていた、という内容の展示も後に目にしました)。
また、興味深かったのが、髪の毛で編んだ靴。確かに、毎日抜けていく髪の毛の活用方法として良いかもしれないなあ・・・
FUTURE NOW
ここでは、見た目も機能も面白い、最先端の靴たちが展示されていました。中にはもはや私たちが想像する「靴」とはかけ離れた形のものも。
靴、特にスニーカーって最近の進化が凄まじいですよね。これからの進化が楽しみだな、と思える展示でした。
Obsessed
ここでは、どのように靴が欲望の対象になっていったのか?というテーマで時代ごとのさまざまな靴が展示されていました。
最初は単に機能性だけだったのかもしれないけれど、時代を追うごとに「その靴を所有していること」がある種のステータスになっていきます。
展示の最後には、面白いスニーカーが。2022年に発表されたナイキのスニーカーで、その名も「Boring」。スニーカーは人をエキサイトさせるものではなく、単なるツールであるという考えのもと作られたスニーカーですが、限られた数しか発売されなかったためすぐに売り切れてレアアイテムの一つとなったそう。
The Great Divide
こちらの展示では、歴史上「女性と男性」「子供と大人」「ヨーロッパとその他」のように、世界の区切り方がどのように変わっていったのかを靴にフォーカスして見ていきます。
例えば、昔ヨーロッパでは子供は「小さい大人」と捉えられていて、大人の服をただ小さくしただけの子供にとっては着心地が悪い服を着せられていたり、子供も大人と同じように働いていたり、女性がヒールが高い小さい靴を履くようになっていたり・・・等、ここでしか見られないであろう、靴にフォーカスして人々の考え方の移り変わりを見ることができてとても興味深かったです。
展示室の中央には、「なぜその靴を履くのか?」という問いかけがされています。確かに、「なぜ?」と理由を辿っていくと、そこには何かしら理由があるのかもしれませんね。。
最後に
The Bata Shoe Museumは、いろいろな国を訪れた私にとって初めての「靴にフォーカスした博物館」でした。
歴史が好きな私にとっては、「靴にフォーカスして歴史を見るとこのように見えてくるんだ」と新しい発見ばかりでとても面白かったです。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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