2018~2019 ユーラシア大陸をめぐる旅

【ケーララ】インドの「抱きしめる聖人」アンマのアシュラムへ行ってきました

コーチンで宿泊していたホステルで人に聞いて、アンマアシュラムというところに行ってみました。世界中から集まった3500人くらいの人が、聖者として尊敬されているアンマという女性のもとで平和に生活している場所です。

ここでは、アンマの概要からアシュラムへの行き方などをまとめます!少しでも興味を持ってもらえて「行きたいな〜」と思ってもらえたら嬉しいです。

アンマって誰?

Amma

Amma(お母さん)はインドの霊性指導者であり、道的活動によって高く評価されているとともに「抱きしめる聖者」としても知られています。(ウィキペディアより)

アンマは世界中から信仰を集める女性で、一人一人を抱きしめることで知られています。アシュラムや彼女の行き先には、彼女の抱擁を求めて世界中から人々が集まります。また、人道的活動をしていることでも有名で、日本の東日本大震災の際にも現地を訪れ、100万USDを寄付しました(これを知らなかったことが、個人的にとてもショックでした)。

詳しいことはコチラの公式ホームページを見てみてください。

アンマアシュラムって?

アンマの生まれた地、アムリタプリには現在アシュラムが建てられています。アシュラムは「精神的な修行の場」という意味で、このアシュラムは彼女の活動の拠点となっています。

高層マンション(!?)があったり病院があったりお寺があったり・・・アシュラムはとても巨大。

ここで、世界中から集まった人々が暮らしています。私が滞在した時は残念ながらアンマはいなかったのですが、彼女がいるときには、たくさんの人々がダルシャン(抱擁)を求めて集まってくるそう。

アシュラムへの行き方(ボート)

タクシーやバス、オートなど様々な交通手段がある中で、私たちが選んだのはボート。毎日午前10時半にAlapuzha(Alleppey)からKollam行きのボートが出ているので、それに乗って途中で降ります。5時間ほどの船旅です。
料金は・・・詳しく覚えてないのですが100〜200ルピーくらいでした。それくらいの料金でバックウォーターの旅ができるなんてお得ですね〜( ^ω^ )

また、何と途中でお昼休憩もあるので(別料金)、安心。
それを知らなかった私たちはポロタやらアッパムやら色々買い込んで行きました。

バスやオート等に比べて時間はかかりますが、とってもオススメの交通手段です。
ボートから見た風景を少しご紹介します♪

ボート乗り場。売店があるので色々買い込めます。
ボートに乗ったおじさんたち。
途中の水門。手動で開閉します。
こんなジャングルみたいなところも通ります。

アシュラムに着いた初日にしたこと

滞在登録

アシュラムに着いたら、まず「インフォメーション」に行きます。
ここで、アシュラムに着いて説明を受けたり、滞在登録をします。

※アシュラムのホームページに「レジストレーション」のフォームがありますが、必要なさそう。何も聞かれることなかったし、チェックしているような感じじゃありませんでした。
※私が行った時期は、ドミトリーは1泊250ルピー。帰りに清算するシステムでした。

オリエンテーションツアー

登録が済むと、枕カバーとシーツを受け取ってドミトリーに行きます。
ドミトリーに行って荷物を置き、夕方5時くらいからオリエンテーションツアーに参加します。ここで、アンマについてのビデオや日々の生活、施設について説明を受けます。でもこのアシュラム、巨大すぎて1度の説明だけじゃよくわからない・・・笑

ビーチへ行ってみる

アシュラムのすぐ横にはビーチがあり、人々は瞑想したりヨガしたり泳いだり、おもいおもいにくつろいでいます。
毎日夕方にこのとき一緒に旅をしていた子とここへ来て、色々語り合っていました。

チャンティングに参加

夕食前にチャンティング(お経みたいなものをみんなで歌う)が開催されていたので、参加してみました。
白い服を着た人々が体を揺らしたり手を叩きながら歌っている姿は始めは少し驚きました。歌詞もわからないし笑
でも本当に、世界各国から老若男女色々な人が集まっていて、みているだけで面白いです。

夕食

チャンティングの後は夕食。無料のものもありますが、有料のものを食べている人が多かったです。でも、無料のものも十分美味しいです。ケーララライス美味い。何と、有料のカフェ(ウェスタンカフェ)にはハンバーガーなんかもあり驚きました。

夕食を食べているときに、翌日のSEWAの募集があり、参加することに。
SEWAについては次項で説明します〜。

アシュラム内でお仕事-SEWA

アシュラムで生活するにあたって、必要不可欠なのが労働。
その労働が「SEWA」と呼ばれています。
ベーカリーでケーキを作ったり、お皿を洗ったりするものからリサイクル、お掃除など様々な種類のSEWAがあり、私たちが参加したのはベーカリーで食器を洗うもの。洗剤が日本のものより強いのか、後日手がこれまでにないほど荒れました。笑

聞けば、アンマから一人一人が役割を与えられて、アシュラム内の生活が成り立っているらしい。面白いなあ・・・。

アシュラムの施設について

Wi-Fi

残念ながらドミトリーにはWi-Fiがありません。アシュラム内(?)にある小さなカフェで、料金を払ってWi-Fiを使うことができます。
おかげでネットを見ない生活ができて、個人的にはとても良かったです。

日課

Ammaアシュラムでは、朝晩プージャやチャンティングが開かれているけれど、絶対に参加しなければならないわけではありません。なので起床時間や就寝時間は人それぞれ。
ここで知り合って後日別のアシュラムで再開した子は、「Ammaアシュラムは自由で良かった!」と言っていました。

服や日用品

アシュラム内には売店や、中古の服や日用品を取り扱っているお店があります。
そこでたくさん掘り出し物を見つけている子もいました。私もT-シャツを40ルピーでゲット。また、日焼け止めとかもここでゲットしました。ここはかなり使えます・・・!

ヨガ

ヨガや瞑想のクラスが開かれていますが、屋上などで朝ヨガをしている人々がたくさんいました。屋上からは、川とヤシの森、海が見えて、ここでヨガをするのはめちゃくちゃ気持ちが良いです。おすすめです。

ケーキ

インドを旅していて、なかなか巡り会えないのが美味しいケーキ。だいたいめちゃくちゃ甘いのがインド風。でも、ここでは美味しいケーキ(しかもグルテンフリー)に出会えました・・・!
アシュラム内のベーカリーで作っているので、焼きたてで美味しいケーキが食べられます。ここでチョコレートケーキを食べたのですがこの旅で一番美味しかったかも・・・。お値段もかなりお手頃なので、ぜひトライしてみてください。

アシュラムへ行ってみた感想

私にとって初めてのアシュラム。2泊しかしていないけれど、感じたことを素直に書いてみます。

普段、日常生活であまり宗教に触れることのない私からすると、世界中から一人の人に会うことを目的としてたくさんの人々が集まってくるのはなんだか不思議な感じがしました。また、皆白い服を着て、微笑みながら静かに歩いている姿は少し異様に感じました。

インドにあるけれど、インドでない別の国にいるような・・・そんな感じを受けました。

ローカルの暮らしにあまり影響を与えないように、という考えがあるからだと思いますが、ここへいると普段会話するのはインドではない別の国の人。公用語は英語。めちゃくちゃ平和。なんだか・・・変だなあ〜〜〜なんて思ってしまいました。

また、何度か言い争いや問題が起こっているのをみたり、食事を配る係の人が不機嫌だったりするのをみて、平和そうに見えて人々がどんな不満を抱えているのかわからないな、なんて思ったり。いろんな人が一緒に暮らしているから、いろんな問題が起こるのは当たり前、という気もするけれど。

「アンマがいるときには雰囲気が全然違うよ」と、2度ダルシャンを受けた方は言っていました。すごいパワーを感じるみたい。今回はちょっとネガティブなことも感じてしまったけれど、いつかアンマに会ってみたいなと思っています。


最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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