こんにちは、AZUSAです!
2023年12月初め、彼のお姉さん一家を訪ねてトロントからアメリカ コネチカット州まで車で旅行してきました。
トレイラーを牽引して、前後1日ずつどこかでキャンプしながらのゆっくり小旅行。アメリカ東海岸の上の方は、低い山が続き木が生えてその中に家々が立ち並んでおり、日本にも似た雰囲気。アメリカに行くのはこれで5度目なのですが、何か故郷を思い出させる美しい自然・フレンドリーな人々に、この国に対して初めてこんなに良い印象を抱きました。場所によって本当に全然違うんだなあ・・・
今回は、Day1編。カナダからニューヨーク州北部「フィンガーレイク」地域を訪れた日のことをまとめていきます。
CONTENTS
カナダ-アメリカ 国境越え
出発の日・・・朝の通勤ラッシュに巻き込まれないように5時半に家を出ました。
また、この日は夜に雪が降る予報。この季節のドライブ旅は、天候のことが気がかりです。少し積もっていたのですが、そこまで酷くなく、無事に車を走らせることができました。
前日夜に全部パッキングして、姪っ子ちゃんへのプレゼントは全部車に乗せて。確認したけれど、やっぱり忘れるものは忘れる・・・今回は連れていく猫関連の書類を忘れてしまいました。
書類を取るに戻るにも、もう遅い。・・・ということでちょっとドキドキしながらの国境越えでした。
国境はこの「ルイストンークイーンストン橋」から


国境では猫のことを特に聞かれることなく、スムーズに通過。
国境を越えたところにあるガソリンスタンド「Sunoko」で給油し(※1)、ティムホートン(※2)で朝食を買い。

この時驚いたのが・・・
すれ違う人みんなが挨拶してくる!ドアを開けてくれた人が「Have a good one!」と声をかけてくれる!
おそらく2人だったのと、トレイラーを牽引していたからかなあ・・・それにしても、今回のアメリカ旅はすれ違う人皆が本当にフレンドリーで、不思議でした。
※1 アメリカのガソリン事情
カナダよりもアメリカの方が圧倒的に安かったです。カナダからアメリカに車で旅行に行く方は、なるべくアメリカ側での給油がおすすめ。
※2 ティムホートン
実はアメリカには634のティムホートンがあります(カナダ 3,579店舗)。
イロクォイ国立野生動物保護区を歩く (NY)
その後、国境から車で1時間ほどの場所にイロクォイ(※3)野生動物保護区を発見。その中のトレイルの一つ、「カニーウー(※4)・ネイチャー・トレイル」を散策しました。
実はニューヨーク州北部では、数日前にスノーストームだったらしく、この公園があるあたりではしっかりと雪が積もっていました。
まだ朝早く、大人の足跡と犬の足跡しかありませんでした。雪に音が吸収されてとても静かな中散策。最近購入したゴツいスノーブーツが役に立ちました。
この自然保護区の近くには、Indigenous Peopleの住むエリアがあり、ガソリンスタンドなどにも彼らのデザインが描かれているのを目にしました。
※3 イロクォイ Iroquois
イロクォイ語族を話すインディアン部族の一つ。オンタリオ湖、ヒューロン湖、エリー湖の周り(現在ではアメリカのニューヨーク州、ペンシルバニア州、カナダ 南部オンタリオ、ケベック州)に住んでいます。
※4 カニーウー Kanyoo
イロクォイ語で「ワイルドライフ」という意味
この自然保護区を出た後は、今日のメイン目的地であるフィンガーレイク地域へと向かいます。
フィンガーレイク地域
フィンガーレイクとは?

フィンガーレイクとは、アメリカ ニューヨーク州北部にある細長い氷河湖のこと。この地域には同じような形の湖が大小合わせて11つあります。
ネイティブアメリカンの伝承では、偉大なスピリットがこの地を祝福してくれた時の名残と言われているそう。
今回我々は、その中でも大きいキャナンデイグア・レイク (Canandaigua Lake)、セネカ・レイク (Seneca Lake)、カユーガ・レイク (Cayuga Lake)という3つの湖を訪れました。
キャナンデイグア・レイク (Canandaigua Lake)

キャナンデイグア(※5)・レイクはフィンガーレイクの中で4番目に大きい湖。
その中でも湖の北端にある港に訪れました。ここには歴史的にも貴重な、湖の上に建てられた家が保存されています。
また、フィンガーレイクの中で2つしかない島のうちの一つ、スキーノー島(Skenoh Island)があります。スキーノーというのはセネカ語(※6)で健康という意味だそう。この島は州立公園に指定されており、ニューヨークで最も小さい州立公園と言われているそうです。

少し散策して、次の湖へ向かいます。
※5 キャナンデイグア (Canandeigua)
セネカ語で「選ばれた地」という意味
※6 セネカ語
イロクォイ語族の一つで、セネカの人々に話されている言葉。セネカというのはイロクォイ語を話す人々の中でもオンタリオ湖南部に住む人々のことを指しているそうです。セネカという言葉自体は「Great Hill」という意味だそう。
セネカ・レイク (Seneca Lake)
セネカ・レイクはフィンガーレイクの中で最大の湖。ニューヨーク州の中では最も水深の深い氷河湖で、トラウトが採れることで有名だそう。第二次世界大戦中には、空軍が兵士をトレーニングする場所としても使っていたそうです。
我々は北端にあるウェルカム・センターとその周りを散策しました。


ウェルカム・センターには清潔なトイレもあったので、ここで用を足し・・・地元のちょっとした食べ物を買うことのできるブースも設置されていました。また、フリーの地図などもここでゲット。次の移動に備えます。
ここまでくると結構雪も減って、ドライブの心配は無くなりました。
カユーガ・レイク (Cayuga Lake)

カユーガ・レイクはフィンガーレイクの中で最も長い湖。大きさは2番目に大きく、他の湖と同様、昔は交易の拠点として栄えました。
湖の周りにはたくさんのトレイルや滝があるほか、南端にはIthacaという大きな街があります。
ここで少し道を逸れ、滝を見にいきました。
タガノック滝 (Taughannock Falls) 州立公園

タガノック滝州立公園は、カユーガ・レイク南部の西海岸にある公園。上の地図にもあるように、トレッキングのできる道や滝など見どころがたくさんあります。カユーガ・レイクに流れ込む水によって岩が侵食され、切り立った深い峡谷を見ることができます。


また、ここには昔鉄道が走っていたそうで、昔の線路の名残を見ることもできます。「ブラックダイアモンド号」という富裕層向けの鉄道で、1896年から1959年まで、約60年間の間ニューヨーク市からナイアガラの滝沿いにあるバッファローまで走っていました。当時はナイアガラの滝が新婚旅行先として有名だったようで、「ハネムーン・エクスプレス」とも呼ばれていたそう。


そんな歴史を知ることもできる大満足のトレイルでした。
その後、Ithacaの歴史あるベーカリーで良い感じのランチを食べ、日が暮れる前にこの日のキャンプサイトに向かいます。Ithacaの街から東北へ30分ほどの場所でした。
キャンプ
事前にインターネットでキャンプサイトを探したところ、この地域ではほとんどのキャンプサイトが10月末で今年の営業を終了していました。
そのため、別のアプリ「ヒップキャンプ」で調べたところ、現在もオープンしているらしき場所がヒットしたため、その中の一つのキャンプサイトを予約、宿泊しました。
雪が積もっていて寒いことは寒かった(泊まった日のIthacaの気温は最低-4度、最高1度)のですが、トレイラー+発電機と暖かい寝袋で全然大丈夫でした。

早く寝て、明日のアドベンチャーに備えました。Day2へと続きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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