2016中央アジアの旅

【2016中央アジア】中国編(1)カザフスタンへの経由地〜石家荘・ウルムチの思い出

2016年、大学4年生の頃。
9月に初めて中央アジアを訪れ、その魅力に取り憑かれてしまった私。
前回の旅が終わってすぐ、中国経由のお得な行き方で、10月末〜11月に再び中央アジアを訪れました。

今回の旅程

今回の旅程は以下。一旦、日本から春秋航空が就航している中国の地方都市に飛んで、そこから移動し、中央アジアに飛びました。
「中央アジアにお得に行く」と言う目的のため組んだ旅程でしたが、
内陸のウルムチ、内モンゴル自治区のフフホトなど、まだまだ日本ではマイナーな都市にも訪れることができ、良い経験でした。

◯日程
2016/10/27~29石家荘(中国)
2016/10/29~31北京(中国)
2016/10/31~11/2アルマティ(カザフスタン)
2016/11/2~11/4ビシュケク(キルギス)
2016/11/4~11/7カラコル(キルギス)
2016/11/7~13ビシュケク
2016/11/13~18アルマティ
2016/11/18ウルムチ(中国、トランジット)
2016/11/19~20フフホト(中国、内モンゴル自治区)
2015/11/21帰国

航空会社について

この旅では、春秋航空と中国南方航空、中国東方航空を利用しました。

  • 春秋航空:中部国際空港ー石家荘、フフホトー中部国際空港
  • 中国南方航空:北京ーウルムチーアルマティ、アルマティーウルムチーフフホト

春秋航空

春秋航空 機内からの景色

春秋航空は、中国の上海市に本社を置く格安航空会社。
2004年に設立され、2010年ごろから茨城や高松、佐賀など日本各地に就航。
訪日中国人観光客は2014年頃から大幅に増加し始めているので、ブームに先んじて取り組みを始めているのがわかります。

私が春秋航空を使って中国を訪れた2016年は、私が利用していた中部国際空港への乗り入れを開始し、中部国際空港と上海、石家荘、フフホト、合肥、ハルビンを結ぶなど、中国の地方の観光客が日本へ訪れる足になっていた様子でした。

当時は時々破格のセールを行っており、私が利用した2016年秋は「999円セール」なるものを実施。空港税など諸々の経費がかかっても、1万円くらいで中国と日本を往復できました!

中国南方航空

wikipediaより 中国南方航空の機体

中国南方航空は、中国・アジア地域で最大規模の航空会社。本拠地は広州にあり、1991年に旧・中国民用航空総局の広州管理局を引き継いで設立されました。

AZUSA
AZUSA
LCCの春秋航空とは異なり、機内食もあり、サービスもよく満足の機内の移動時間が過ごせました

ここからは、中国経由の移動でのあたたかくて素敵な体験をご紹介していこうと思います。この旅で、中国に対する負のイメージみたいなものは崩れ去り、以降ずっと「中国また行きたい!」という気持ちで、また渡航できる日々を待ち望んでいます。

中部国際空港→石家荘 出逢いに感謝 中国の人々とのあたたかな交流

まず、往路は中部国際空港〜石家荘で春秋航空を利用。お得に行けて嬉しい!
当時のメールを確認してみると、往路は片道4,000円以下だったよう。今となってはすごく安いなあ・・・。

値段の安さだけではなく、チェックインの際や到着後の体験によって、中国に対するイメージが少し変わりました。

2016年当時の記憶と旅行記をもとに、体験を書いていこうと思います。

空港や機内の様子〜最初から異国感

春秋航空機内

中部国際空港の春秋航空のカウンターに到着すると、春秋航空のエリアだけ中国人団体客で行列が!このような列に初めて紛れて若干びっくりしましたが、スムーズにチェックインできました。
当時、名古屋を起点に東京や大阪などをめぐるルートが多いと聞いたことがあります、そのようなツアーの帰りだったのでしょうか。

無事搭乗後は、これまで乗った機内の景色と異なる光景が。
・・・多くの人が、水筒を持っているのです!
見ていると、水筒にお湯を入れて、温かいお茶を飲んでいるようでした。
この光景は、中国国内でよく目にしました。ペットボトルを使い捨てるより持続的!いい文化だな、と感心したのを覚えています。

飛行機を降りてから〜人の温かさにふれる

石家荘空港 機内からの景色

飛行機を降りてから、石家荘の市内に向かうバスに乗ります。
バスが空港を出てすぐのところで、かなりの渋滞。これは危険だ・・・と思っていると、バスが乗用車に接触!
警察を呼んだりしている間待ち、少ししてやってきた別のバスに皆で移動しました。

ここで使われているのは中国語。英語での案内は無く、良く分からないまま、隣に居合わせたおばさん(彼女も英語を話せませんが、翻訳アプリで状況を説明してくれました)に助けられ、バスを乗り換えました。

このおばさんにこれから石家荘に滞在する数日の間お世話になることになるのでした。

ホステルに空きのベッドがない!〜バスで居合わせた女性の部屋に泊めてもらう

石家荘市内に到着し、おばさんは親戚の迎えの車に。ここでお別れかあと思いきや、「ホステルまで送るよ」と言って、場所を聞くためにホステルに電話をかけてくれました。

すると、時間がもう遅いからか、空きのベッドがないことが判明・・・。

おばさんの厚意で、彼女のホテルに泊めてくれることに・・・。
ただ、彼女が宿泊するホテルは外国人宿泊不可らしく、ロビーでは英語を話さないように、と注意を受けました。

ホテルに入ってからも、wi-fiを繋げてもgoogleが使えず、当時Androidを使っていた私は何もできない・・・。中国のLINE、We Chatも使えないし、フェイスブックもインスタもTwitterも使えないしでかなり困りました。

その後、おばさんと親戚たちが外に食べに行くと言うことで、レストランで夕食をテイクアウトしてきてくれました。
この間、おばさんの親戚たちとも仲良くなれ(男の子2人だったのですが、どちらも英語を話せず、翻訳アプリで辿々しいコミュニケーションでした)、

AZUSA
AZUSA
人の温かさ、体制の奇妙さ、中国って素敵だし不思議だし、本当に別世界だな、と感じた体験でした

アルマティ→ウルムチ 偶然の出会いでディープな中国を体験

復路は、アルマティ→ウルムチ→フフホト→中部国際空港、と移動しました。
ここでもかなり不思議な、偶然の出会い。一生忘れられないだろうなあ。

ウルムチ空港

ウルムチ空港には深夜に到着し、次の飛行機まで約7時間待つことに。
入国時に偶然出会った日本人(中国語が堪能で、タジキスタンの赴任から帰る途中)と一緒に、ウルムチ市内で時間をつぶしました。本当に貴重な体験でした。ありがとうございました。

ウルムチ空港では、中国語と同時に、新疆で使われているアラビア文字のような文字が併記されていました。些細な違いですが、中国の多様さを感じました。

ウルムチ空港にて

さて、ウルムチでは7時間も時間があるので、中国語が堪能な日本人と一緒にタクシーで市内へいき、深夜やっている居酒屋に行きました。

ウルムチで印象的だったのが、寒さ。空港を出ると、すぐに肌を刺すような寒さで凍えました。調べると、11月の平均気温は-2℃!!
確かに、11月に入るとキルギスのカラコルやカザフスタンのアルマティでも既に雪が積もっていたので、寒いのは想像がついていたのですが、私からするとウルムチの気候はまさに極寒でした。

ウルムチで深夜の居酒屋へ

ウルムチ市内は、真夜中で極寒というのに、キラキラ輝く飲食店のネオンと、ドレスを着ている女性たちが街を歩いていたのを覚えています。中国の内陸部の繁華街、、初めて訪れた私にとっては、とても不思議な光景でした。

居酒屋では、ウルムチならではの料理やビールを食べたり飲んだり。

ウルムチの居酒屋にて
ウルムチの居酒屋にて
ウルムチの居酒屋にて

深夜だというのに、幼い顔立ちの男の子が店員として働いていました。
聞くと、「自分はカザフ族だ」と言っていました。
その後調べると、ウルムチには、漢民族の他にウイグル族、回族、カザフ族、モンゴル族など49の少数民族が暮らしているそう。
地図で見ると西に進んでいけば、すぐカザフスタンやキルギスがあるし、カザフスタンへの列車も出ているし、昔はここを通って西と東の交流があったんだな〜なんて考えてさらに感動してしまいました。

空港から連れ出してくれた日本人の方、ありがとうございました。

AZUSA
AZUSA
昼間にいけば、博物館や池などいくつかの見どころがあるようなので、今後コロナが落ち着いたらまた訪れたいなあと思っています。

次回、北京編に続きます。


最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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