【カナダ】オンタリオ湖北岸の歴史ある街 キングストン

こんにちは！AZUSAです。
2024年1月中旬、モントリオールに3泊する旅行へ行って来ました。
今回の旅のスケジュールはこんな感じ。ホッケーを見たり、有名な料理を食べたり、雪の中歩いたり・・・

この記事では、1日目前半、キングストンを観光した時のことをまとめていこうと思います。

キングストンとは

キングストンとはトロントから東に260km(車で3時間弱程)の場所にある街。
オンタリオ湖の北岸、ちょうど湖から川に切り替わる場所に位置しており、「1,000 islands」の始まる場所としても知られています。

ライムストーン(石灰岩)を使った建物が多くあることで知られており、「ライムストーン・シティ」とも呼ばれています。

街は1673年、フランス人によって創設されました。19世紀にはとても栄え一時期カナダの首都として機能していた時もあったんだとか。さらに、カナダの初代首相ジョン・A・マクドナルドの出身地でもある、というように歴史が深い街でもあります。

その歴史からか、トロントとはまた違う、どちらかというとケベック州寄りの雰囲気を感じました。

キングストンを巡る

市庁舎

キングストン市庁舎は19世紀に建てられた美しい建物。国指定遺産の一つでもあり、なんとここにはカナダの初代首相であるジョン・A・マクドナルドの遺体が安置されているそう。

歴史を感じさせるとても美しい建物で、その前には「Confederation Park」という公園借り、向こうにはセント・ローレンス川を望むことができます。

市庁舎の裏側は広場になっていて、冬季はスケートリンクが設置されていました。平日の昼間でも何人かの人がスケートを楽しんでいました。広場の周りにはライムストーンでできた建物が残っていました。

ここに公共トイレも設置されており助かりました・・・

そのそばには19世紀初頭にオープンした老舗ホテル「プリンス・ジョージ・ホテル」が。歴史を感じます。

船 (Great Lakes Museum)

博物館の横に、「Keewatin号」という船を発見しました。「Great Lakes Museum」という小さい博物館の横に停まっていました。

この船は20世紀初め、タイタニック号と同時期にスコットランドで作られました。1960年台まで、この船をはじめとしてたくさんの蒸気船が五大湖全体に観光客、入植者、貨物を運んだんだそう。

23年10月にここにやってきたこの船は、まだ内部の観覧はできません。2024年春にオープン予定です。

刑務所

キングストンには歴史的な刑務所があります。現在は博物館として、シーズン中にはガイドツアーで中に入ることができます。

この刑務所は19世紀初めに建てられ、2013年の閉鎖時点では世界で最も古い刑務所の1つだったそう。この建物の横には2000年まで使われていた女子刑務所があります。

現在は冬季休業中で中には入れませんでしたが、外から見るだけでその大きさ、威圧感に圧倒されました。国指定の歴史遺産の一つに登録されています。

ローカル店でランチ

キングストンを訪れたのがちょうどお昼時だったので、ローカル店でランチをとることにしました。軽いランチがいいね、と調べているとレビューの良いサンドイッチ屋さんを発見。「Marmaid Avenue Sandwich Factory」というお店。早速行ってみることにしました。

サンドイッチ屋「Mermaid Avenue Sandwich Factory」なんでこんなに親切でフレンドリーなの！と驚く店員さん、内装は古い建物を改装したような感じで、石灰岩でできた壁がキングストンらしさを出していました。

私にとっていつも気になるのがベジメニュー。このお店は常に5種類くらいのベジメニューを揃えており、とても嬉しかったです。

お値段もとてもお買い得で、実はモントリオールで食べた色々なものよりも、この旅一番のランチでした。

おわりに

博物館に入らなければ、1〜2時間くらいあれば全て見て回れそうなくらいコンパクトな街キングストン。その歴史は古く、トロントにいる時には感じられないカナダ創設期の匂いみたいなものを感じることができました。

街並みもとても美しく、人も親切で、数時間滞在しただけですがこの街のことが好きになりました。

トロントからは、バスや列車などで比較的簡単にアクセスできます。もし機会があれば、ぜひ足を運んでみてくださいね。

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